2000年12月よりスタート致しました「今月の仏教行事」のバックナンバーをまとめました。実際に掲載されていたものよりも詳しく記載してあります。
更に詳しく知りたい方は、藤井正雄氏編「仏教儀礼辞典」(東京堂出版)並びに岡田芳朗氏・阿久根末忠氏編著「現代こよみ読み解き辞典」(柏書房)をご覧ください。


H12/2000

仏教行事ガイダンス

12月
除夜の鐘(じょやのかね)
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除夜とは一年を除くという意味で、寺院では法会を修し、過ぎ去った一年を反省し、来るべき年の幸福を願って108の煩悩の数だけ鐘をつきます。除夜の鐘をつく回数は108ですが、 連続して鐘を108回つくのではなく旧年に107だけつき、最後の一つは新年になってから鳴らすのが正しいとされています。 煩悩とは元々仏教用語で、衆生の心身をわずらわし悩ませる一切の妄念(いくつか説があります)のことを指しています 。

H13/2001  
1月
修正会(しゅうしょうえ)
・・・・・ 正月に修する法会のこと。この法会は新年を祝うものであり、天下泰平・玉体安隠・万民豊楽を祈願し、仏法興隆・寺門繁栄・道業増上を願うものとされています。正月七日に大仏殿で初夜・後夜の法要をお勤めし、法要では、初夜導師作法・後夜導師作法が勤められ、後夜の作法の間には「散華」を唱和しながらの行道も行われます。後夜導師によって「歳(とし)の首(はじめ)の御法(みのり)をば、つとめ給へる験(しるし)には、牛玉(ごおう)宝印を額に賜りて、千歳(ちとせ)の栄とおもふべきものなりけり」と唱えられますが、この言葉には、「歳首の修正会は千歳の栄えを祈る」というこの法要を勤めるにあたっての願いがこめられているといえます。
2月
涅槃会(ねはんえ)
・・・・・ 釈尊入滅の忌日である2月15日行われる法会。 「涅槃忌」「仏忌」「常楽会」とも言われ、4月8日の「灌仏会」(後述)・12月8日の「成道会」とともに釈尊の三大法会として重んじられています。この法会は涅槃像(釈尊が沙羅双樹の中で頭北面西に臥し、その周囲に諸弟子を始め、天竜鬼畜などの五十二類が集合し泣き叫んでいる様子を画いたもの)をかかげ、供養をささげて儀式を行い、遺教経などが読まれます。
3月
彼岸会(ひがんえ)
・・・・・ 一般に「お彼岸」と呼ばれ、お盆と並んで広く親しまれている行事。秋分と春分を中日(ちゅうにち)として、その前後3日間わたる1週間の法会のこと。彼岸の期間中は各寺院が彼岸会の法要を営み、善男善女参詣で賑わう。人々は先祖の墓に詣で、家庭では彼岸団子やお萩をつくって仏壇に供え、先祖の供養を行います。
4月
灌仏会(かんぶつえ)
・・・・・ 花まつり
灌仏会とか降誕会とよばれる釈尊の誕生を祝う行事が各地の寺院で行われます。灌仏会の行事には花御堂がつくられます。屋根をいろいろな花で葺き4本の柱も花で飾り、その中に銅製の小盆をおいて甘茶をいれる。中央に釈尊をまつり甘茶を釈尊像の頭に濯ぐのが行事で室町時代の中期頃から一般庶民まで広がったと言われております。
5月
聖武祭(しょうむさい)
・・・・・ 5月2日は奈良の東大寺でおこなう聖武祭の日です。奈良時代に聖武天皇が仏教を全国に広めるために国分寺の建立をはかり奈良に東大寺を建て開眼供養をした偉業をたたえる祭りです。その日は奈良春日古楽保存会の人々による舞楽や芸能などの行事が行われる。
6月
六月会(みなづきえ)
・・・・・ 6月4日は伝教大師最澄の忌日に比叡山延暦寺で行われる追悼の法会がありますがこれは天台宗の重要な法会とされております。
最澄は天台宗の開祖であり、現在の滋賀県大津市に767年に生まれ幼名を広野といい、12才で大安寺の行表のもとで出家し南都に留学し延暦4年(785年)東大寺にあがり具足戒を受けたが比叡山に隠遁して修学し天台宗の開祖になったとされております。
7月
8月
盂蘭盆会(うらぼんえ)
・・・・・ 一般的には仏壇の前に京机をおいて真菰でつくった「ご蓙」を敷きその上に馬や牛の飾り(キュウリやナスにおがらの足をつけます。)をおいて季節の果物、野菜、菓子などを供えます。仏壇の両脇には盆提灯をおいて夕方から提灯に火をともして先祖供養をします。お線香はたやさずにします。
9月
彼岸会(ひがんえ)
・・・・・ 秋彼岸は23日を中日(ちゅうにち)としてその前後3日間です。秋彼岸にはお墓参りをしてお仏壇にはお団子やお萩を供えて先祖の供養をします。  
10月

十夜法要

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10月6日から15日まで十日十夜にわたり、浄土宗の寺院や天台宗の寺院において営まれる念仏会。地域によっては収穫祭、豊作祈願、疫病除などを願う行事。この行事の根拠になった原点は「無量寿経」のなかにあり、「此処に於いて善を修すること十日十夜すれば他方諸仏の国中において善をなすこと千歳なるにまさる。」十日十夜の間、念仏に精勤すればかならず阿弥陀仏を見ることが出来るというありがたい法要である。この法要が恒例になってきたのは室町時代(1429年)、京都真如堂において伊勢守貞経の弟の平貞国が真如堂にこもって不断念仏を修しその結願の日が15日であったことが今日まで続いているといわれている。

11月

報恩講

・・・・・ 浄土真宗で親鸞聖人(しんらんしょうにん)の徳をたたえて行われる行事。親鸞聖人の入滅したのが弘長2年(1262年)11月28日で、それにちなんで東本願寺では11月21日より28日まで、西本願寺では太陽暦に直し1月9日より16日までの7日間に報恩講が行われる。七昼夜行われるので「お七夜」とも呼ばれる。
12月
除夜の鐘(じょやのかね)
・・・・・ 同上

H14/2002

 

1月
初地蔵
・・・・・ 1月24日、地蔵は釈迦入滅後から弥勒菩薩の出世の間、釈迦に代わって六道の衆生を済度する菩薩です。本来、子供の守護仏として信仰されている。とくに東京巣鴨の「とげぬき地蔵」はこの日は善男善女の参拝でにぎわう。

 


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