お仏壇の設置場所はお決まりですか?お仏間があればお仏間に安置しますが、床の間、あるいは和室の場合は部屋のどこに置けばよいのでしょうか。和室のない現代的なお宅や、大きなスペースを確保できない場合は置く場所自体に困ってしまいます。このページを参考に適切なお仏壇の設置場所をお決め下さい。
居間(和室)
ここに置くお仏壇は金仏壇と唐木仏壇などが主になります。金仏壇は浄土真宗(西・東)、その他の宗派は唐木仏壇を購入します。最近では浄土真宗の家でも唐木仏壇を購入するケースが増えています。
飾り棚の上に置く場合、仏壇は扉を開いた状態で置かれますので充分な空間が必要です。 1間の飾り棚の場所に大型仏壇を安置した例です。和室に合う明るめの仏壇が静かな空間に置かれております。

1.お仏壇を設置する大体の場所を決め、スペースを確保します。
2.お仏壇の扉を開いた状態を想定し、経机がお仏壇の前に置かれるスペースも見ます。30cm程度のスペースを見ればよいでしょう。
3.また、正面に座る場所も確保します。お仏壇を置くスペースの前に実際に座ってみて充分な広さかどうか確認します。60cm程度のスペースを見ればよいでしょう。

リビンク(洋間)
最近では現代的な建築が増え、和室のないお宅もあるようです。そのようなお宅では家具調仏壇と呼ばれるお部屋のインテリアにあわせたお仏壇が人気です。 従来のタイプのお仏壇の場合でも比較的細身ですっきりとしたタイプがよいでしょう。彫刻なども絢爛豪華なものではなく、シンプルなものが合わせやすく、材質は明るい紫檀やケヤキなどが好まれます。
室内のカラーや部屋の雰囲気に合わせた落ち着いた大型家具調仏壇が置かれております。 明るいフローリングの洋間にあわせた明るいお仏壇です。

1.お仏壇を設置する大体の場所を決め、スペースを確保します。
2.お仏壇の扉を開いた状態を想定し、経机がお仏壇の前に置かれるスペースも見ます。30cm程度のスペースを見ればよいでしょう。
3.また、正面に座る場所も確保します。お仏壇を置くスペースの前に実際に座ってみて充分な広さかどうか確認します。60cm程度のスペースを見ればよいでしょう。

タンスや棚の上
都心部を中心とした比較的広いスペースをお仏壇の設置に用いることが困難なお宅では、小型のお仏壇が好まれます。ご先祖様や仏様に手を合わせる気持ちにお仏壇の大小は関係ありません。彫刻のある上置金仏壇や唐木の上置仏壇だけでなく、すっきりとした家具調の小型仏壇もあります。
小型の家具調仏壇を家具の上に乗せて安置した例です。 タンスの上に唐木の小型仏壇をのせて和室で座ってお参りできる安置例です。

タンスなどの上に安置する場合は設置面積が一番重要になります。設置場所の安定感が悪いとお仏壇が傾いたり、強い地震が来たときなどは落下する場合がありますので気をつけなければなりません。不安定な場所ではご先祖様に対しても好ましくありません。まず置く場所が平らになっていることと周囲にはあまりものを置かないでゆとりのあるスペースを確保します。また、お仏壇は火を扱うので周りの家具には充分に注意する必要があります。

お仏間
お仏間のサイズにあわせてお好みのお仏壇を選択できます。お仏間の場合はほとんどが唐木仏壇か金仏壇になります。

お仏間の寸法を測定します。お仏間の高さ、幅、奥行(全て内径)を測り、そのサイズに合うお仏壇の大きさを算出します。基本的にはお仏壇がやや開いた状態(写真)で入るのが理想的です。

床の間
この場所に置かれる場合は比較的大型の唐木か金仏壇を選びます。床の間は和室の部屋にあり、1間(1.8m)か4.5尺の幅がありますので床の間の広さとのつり合いでお仏壇のサイズが決定します。

床の間の寸法を最初に測ります。床の間は1間、4.5尺、3尺が多いでしょう。その寸法を測ってから、次は奥行きを測ります。最近の床の間は奥行が60cm程度で昔よりは短くなっています。そこに大型仏壇を入れるとお仏壇の前面がはみ出してしまいます。はみ出さないようなサイズのお仏壇を選ぶか、はみ出した場合でも板材で調整することが出来ます。


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