これまでお仏壇というと職人が独自の感性で一つ一つ作り上げるため、種類は多く、名称にいたっては数が知れないというイメージがあります。
しかし仏壇とは大きく5種類大別することが出来、自分の家で信仰する宗派によって購入する種類が決まったり、もちろん好みによっても選ぶことが出来ます。ここではその代表的な5種類について紹介します。

唐木とは紫檀(したん)、黒檀(こくたん)、鉄刀木(たがやさん)などの中国(”唐”とは中国の古称)から輸入される木材のことを指します。しかし現在では東南アジアを中心に輸入されています。また、”金仏壇以外のお仏壇”という意味合いから、縞柿・桑・欅(けやき)・栃・桜などの日本材を使用するお仏壇も唐木仏壇と総称します。

 

宗派 真言宗・浄土宗・天台宗・臨済宗・日蓮宗・曹洞宗・時宗
地域性 北海道・関東・甲信越・東海・四国・東北(一部)・北陸(一部)・中部(一部)・中国(一部)

 

関東型仏壇とは、合理的で生活的な作りで、一般に「つくりつけ仏壇」とか「タンス型仏壇」とよばれています。仏壇の中段以下は物入れとして使用できるようになっています。材質は欅、栓などが使われます。

宗派 唐木仏壇に準ずる
地域性 北関東で多くみられる。主に農家の家や、比較的古くからある家に用いられている。

 

 

仏壇の中で最も豪華なもの。その名の通り金を前面に押し出しています。素材は杉・桧・松等を使い、漆で黒く塗り、蒔絵をほどこして金箔を押し、彩色したお仏壇です。比較的大型のタイプが多く、金箔の厚み・面積、漆塗りの回数などによって価格が変わってきます。

宗派 浄土真宗(西本願寺と東本願寺)
地域性 関西・九州・中国(一部)・北陸(一部)・中部(一部)・東北(一部)

 

省スペースを目的としたお仏壇。大きな仏間がない家や洋風の部屋しかない家でよく選ばれます。小型で木材や金粉などの材料が少なく生産できるため値段も比較的低めにおさえられています。設置場所としてはタンスの上や下部分が収納専用になっている仏間等があげられます。デザインも装飾が豪華に施されているものからシンプルなものまであり、値段の幅も広いのが特徴です。

宗派 上置唐木仏壇は唐木仏壇に準ずる
上置金仏壇は金仏壇に準ずる
地域性 上置唐木仏壇は唐木仏壇に準ずる
上置金仏壇は金仏壇に準ずる

 

名前の通り現代的な建築の家に合うお仏壇です。フローリングの部屋や洋風家具のある部屋に設置しても景観を損ねないのが特徴です。また様々なニーズに応えられるよう上置タイプがあったり、比較的明るい色を中心とした品揃えで、最近人気が高まっているお仏壇です。
※正宗(創価学会)のお仏壇と似ていますが、信仰する宗派が違う為、全く別のお仏壇として区別されています。

宗派 特になし
地域性 特になし

家具調仏壇に使われる主な木材

 

仏教の仏壇にあたるものが神道の神徒壇です。神徒壇は御霊舎(みたまや)ともいって祖先の霊があるところとして霊璽(れいじ、仏教の位牌にあたるもの)を納める場所です。中にお宮が入っているのが特徴です。種類多く、洋間に合うように家具調神徒壇といわれるものや上置仏壇のような省スペースタイプもあります。

宗派 神道
地域性 特になし


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