お仏壇店のチラシ広告やホームページに『無垢』や『無垢材使用』という言葉が使われています。例えば『紫檀無垢台付仏壇』のようにあたかもそのお仏壇が紫檀材だけで作られたようなキャッチコピーが付けられていることがありますが、実際には100%唐木や銘木を使用しているお仏壇はほとんどなく、具体的には欄間や障子の彫刻などの一部分が無垢材で作られているに過ぎないのです。
このような宣伝は誇大広告という側面もありますが、お店も出来るだけ多くのお客様に来店して欲しいという目的がありますので、そういった言い方になってしまうことがあるようです。無垢材使用と明記してありながら、驚くような低価格で販売されている仏壇は”眉唾物”であると言わざるを得ません。
一方で優良な仏壇店では『欄間無垢』、『内扉彫刻無垢』のようにきちんと無垢材を使用している部分を明確にしているところもあります。このような店はお仏壇を安心して購入できる一つの目安になります。
上記の価格の目安にあるように四方練りでさえ200万円から1000万円しますので、もし実際に100%紫檀材で作られたお仏壇があったとしたら、とても値が付けられる代物ではないことは想像に難くありません。
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