1.西方浄土という考え方です。仏教では西の方に阿弥陀様がいてその方角に向かってお祈りするという意味です。お仏壇を東に向かって安置してその前にすわり西の方向に手を合わせることになります。
2.南に向かって安置して北の方角に手を合わせる、つまり南面北座の安置になります。日本家屋の設計で部屋は南側を向いているのが良いとされていますが、武士は北を背にしてすわり、お仏壇や神棚もその位置に置いていたといわれています。
3.お仏壇を本山に向けるという本山中心という置き方です。本山が京都であれば関東や東北では東向きに置き、関西や九州では西に安置します。
この3つが昔から基本的な仏壇の置き方になっています。しかし住宅事情が大変な現在、家の建て方そのものが敷地の方向にあわせて建てられますので、あまり厳密なお仏壇の安置の仕方は出来なくなってきています。その為、少しでもこの3つの方法に沿うようにすれば良いと思います。
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