1.木地
素材はイチョウ、ヒバ等を十分に乾燥して使用し、組み立ては頑丈さと入念さで定評のホゾ組立てによって仕上げられる。 |
2.箔彫
須弥壇・宮殿下部に取り付けされる箔彫は、入念な細工彫の後、日本全国99%の生産を誇る金沢金箔によって仏壇に華麗さを加える。 |
3.宮殿
荘厳な寺院宮殿をそのままに本格的な表現に徹して作られるのが金沢仏壇独特の特徴。その随所に施されている細工が見事にこのことをうらずけています。 |
4.塗物
塗はふんだんに天然漆を使用し、北陸の風土に合った塗技術を数回にわたって施し、主要部分は堅地仕上げの堅牢な塗仕上げです。 |
5.蒔絵
蒔絵は格調高い高蒔絵仕上げで本金粉みがき。全国でも唯一の蒔絵仏壇としても高名。
特に前柱、中柱、段縁、引出し、風呂の戸などに施される。 |
6.木地彫
彫刻の中でも木地彫は白木地の地ハダをそのままに現し、他産地には例をみない金沢仏壇ならではの特徴の一つである。
仏壇の前欄間、障子、中下、腰の部分に組み込まれている。 |
7.金具
仏壇の随所に使用される金具はすべて、銅合金板をタガネ、ヤスリ等を用いてつくる伝統的な手打ち技法によるものである。
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